2024-02-09
3月3日は桃の節句「ひな祭り」。
ひな人形を飾り、女の子の成長を祝う日本の伝統文化です。
なかでも、女の子が生まれて初めて迎える「桃の節句」は「初節句」と呼び、
「生まれた子どもが優しく健康な女性に育つように」そして
「子供に災いが降りかからないように」と願いをこめる日とされています。
また、ひな人形には
「おひな様に女の子の穢れ(けがれ)をうつして、災いの身代わりに引き受けてもらう」
という意味が込められており、厄除けの意味も込めて、立春(節分の翌日)から2月の中旬までに飾るのが良いとされています。
ホテルニューカリーナでも、2月4日より原 米洲(はら べいしゅう)作の「珖琳雛(こうりんびな)」を展示しております。
原 米洲は人形美の極致とされる「御所人形」をはじめ、「ひな人形」「五月人形」など幅広い創作を続け、伝統的な技法と創意工夫を凝らした独創的な作風で、高く評価されています。
なかでも、人形制作上重要かつ技術的に最も難しいとされている、輝くような美しい肌を作るための胡粉(※)を使った技法で、国から無形文化財の指定を受けております。
(※胡粉・・・日本画で用いる 貝殻を焼いて作った白色の顔料)
3月は梅の花の季節ですが、旧暦の3月が新暦の4月となり、桃の花が咲き始める頃にあたります。
桃は「魔除け」の効果をもつとされていることから「桃の節句」と呼ばれるようになりました。
「百歳(ももとせ)まで生きられるように=長寿を全うできるように」と、不老長寿の願いが込められているという説も。
ひな人形や飾り、定番の食べ物(ひし餅・あられ・ちらし寿司など)や季節にも女の子の幸せや健康の願いをかけている「ひな祭り」。
ホテルニューカリーナだけでなく、近隣施設でも期間限定でひな人形が展示されております。
今だけ見られる日本の伝統美をご覧になってはいかがでしょうか。
《南昌荘のひなまつり》
場所:南昌荘
盛岡市清水町13-46
期間:2024年2月7日(水)~3月3日(日)
10:00~16:00(月・火曜 休館)
歴史ある邸宅で40組ほどのおひな様を鑑賞
《一ノ倉邸のひな遊ぶ》
場所:一ノ倉邸
盛岡市安倍館町19-64
期間:2024年2月4日(日)~3月10日(日)
10:00~16:00(月・火曜 休館)
建物全体を使って展示される人形はすべて合わせて2000体
《もりおかのひな人形》
場所:盛岡市先人記念館
盛岡市本宮字蛇屋敷2-2
期間:2024年2月25日(土)~4月23日(日)
9:00~17:00(毎週月・毎月最終火曜 休館)